師走!
バラです。

今年ももう終わりって話ですが、
毎年まいとし「今年は早かった」なんつって。
いい加減タイム感に慣れろ!
何年言ってんだ!

さて、この時期になるとやはり総括と言いますか、
何かをまとめたくなるもんです。
今年のベスト〇〇!とか。
なので、僕なりに今年一年を通して感じた、
「音楽産業とアンダーグラウンドについて」
をまとめたいと思ったんです。
記事を書き始め、まとめ始めたのが11月中旬。
何もまとまらなかったんでハードディスクぶん投げました。
サーセン。

たかがライブハウスの店長風情が、
そんな大仰なことまとめたってねぇ。

それより僕は今年出会った素敵なバンドの紹介をしますよ。

では早速。

「MUGANO」
2ピース轟音ロックバンド。
実は去年からの付き合いなのですが、
今年一番絡んだバンドかもと思ってご紹介。
ドゥームやらシューゲイザーやらBoris世代とか色々言われてますが、
本人たちはSWANSの来日で号泣する様な純粋ナイスガイ。
特筆すべきは雰囲気。風景が浮かぶというか、
曲ごとにふんわりと世界を感じます。
音でかいのに心地よいという点で掘り下げるとつまり、
ロックバカのバカロック。


「WILDOGS」
国分寺発を標榜する4ピースミクスチャーバンド。
ラップありメロありファンクありメタルありハードコアありなんでもあり。
ハイテンションなステージングと滲み出るマニア感。
絶妙なバランスで繰り広げられる音楽。
一見控えめなベーシストの足元にはスーファミ。
スーパーファミリーコンピューター?
と、セッティング中に目を疑うこと間違いなし。
来年2020年には待望の1st音源もリリース予定!


「Wellness in Mouth of Ditch」
4ピースカオティックバンド。
混沌の権化。センチメンタルかつハッピーからのカオスなのに後味スッキリ。
カレー屋に来たのに天ぷら食いたくなって、
まずは最高の小麦粉を手に入れようと北海道に飛ぶ飛行機の中でフリスク食べながら、
やっぱりカレー食べたいから帰る。
みたいな音楽。
全員異常なのにファニーで、爆発寸前でずっとキャッチー。
当店の出演は死体カセット主催のイベントがきっかけだったなぁ。
ウッチーいつもありがとう。

「ByeByeKing」
パンクロック3人衆。平均年齢まさかの21歳。
若さとパンクが合流するとこうも応援したくなるのかと。
昨今パンクと言ってももはや色々ありますが、
彼らの土台にはしっかり初期パンクが根付いてます。
ただ無暗に暴れるようなステージングではなく、
しっかりと誠実に伝えようとしているのがとても素晴らしい。
The ClashやJohnny Thundersから自然とGREEN DAYに行く感覚。
ライブ観た帰りにメロディが頭ン中ぐるぐるすること必至。


「藤」
5人組ノイズバンド。
Gt/ Gt/ Ba/ Dr/ Electroって編成がイカス。
彼らとはまだそんなに会話を重ねてはいないのですが、
とにかくエネルギーがすごい。
開始直後から徹頭徹尾ピーク。限界がきてサッと終了。
しかしながら、ただ無茶苦茶なステージングというわけではないのです。
人前で楽器を演奏するという美学を感じるというか…。
あとどこか昭和アンダーグラウンドを感じます。
Drがレギュラーグリップだったり。
今後の進化と個人的な絡みがとても楽しみなバンドです(ナニ様)。


…一気に無責任な感想をお伝えしたわけですけども、
ここでご紹介しきれないほど1年間で本当に沢山の出会いがありました。

どんなことを考えて、どうしてその音楽をやってるのか。
全員に聞くのは難しいけれど、
ライブハウスをやってて/ 音楽が好きでよかったなって思う瞬間が
とても多い一年でした。

台風で飛んだStubborn Fatherレコ発も来年に再編で予定できたし、
稀代のBookerベンもあっという間に急成長を遂げているし、
来年も楽しみなことが満載でございます。

あと500年くらい生きて色んな音楽の進化を体感したい!

それでは
今年も一年ありがとうございました!
よいお年を!