ライブハウス国分寺Morgana

1982年オープン三多摩ロックの発信地ライブハウスMorganaの情報プログです。イベント情報、アーティスト情報、出演募集などご来場のお客様、出演者にむけてのコミュニケーションの場としてお気軽にご覧下さい。

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カテゴリ: 活動の話

どもモルガーナの裏方、制作部Sです。
 

私はオフィス人なので出演者の方と顔を合わせることがあまりありませんが、令和元年新コンテンツ「モルガーナブログ」だから出来る発信をバラ店長と共にここでやって行くのですが、トップの山口さんを筆頭に灰汁の強いキャラクター集団モルガーナ、そんなモルガーナに出演するアーティスト、でもそんなアーティストさん達にも共通して質問されることや活動の悩み的なことあるでしょ。

せっかくだから、ブログ使ってライブハウス視点、いやモルガーナ視点で色々発信していきたいと思う不定期更新「バンドマンやろうぜ」やってみます。

モルガーナには色々な出演者さんがいます。

過去に武道館やドームを経験したレジェンドアーティストから初心者コピバンの高校生やオケで歌う中学生ライブアイドルまで、色々。

もちろんガッツリプロ志向の方から字の如く音を楽しむ音楽愛好家までそこも色々ですが、ここは1番多いライブハウスシーンで活動するアーティスト向けにちょっと書いていこうと思います。


現場の人間じゃないから、言えちゃう辛口な部分も含めてプロを目指す的な活動するアーティストの皆さんのヒントになれば良いかなと思って書きます。

まぁ気楽なブログ記事なので、あくまで私的意見ですので「モルガーナがブログでこう言ってた」っていうのは無しで(笑)

辛口な部分もあるかと思いますが、現場で皆さんにあまり会わないという利点(?)をいかし店長達が言い辛いことも書いていきたいと思います。

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「現場にはいないって、今日はいるんですね」
先日のRockFileの時に数度そんなことを言われました。
実はある法則性に伴い現場に行くこともあります。
その法則性については見つけていただければです(笑)

Morganaブログ、嬉しいことに予想以上にアクセス数多いんです。 
まだ公式Web にリンクされていないのに、驚きです。
こういう時に「継続はチカラなり」先人の言葉に重みを感じます。

やはり皆さんが興味あるネタなんですね。
活動のネタ。
バンドマンやろうぜ、今回はライブの出演の仕方に思うこと。

アーティストがライブハウス出演する際、出演の仕方っていうか形態って、何パターンかありますよね。
実はそれぞれに意味があり、メリット、デメリットがある。
今回は来場するお客さん目線の意見とライブハウスブッカーの立場で書いていきます。
ただ今回の話、現場の店長や他店さんにもキツイネタかも知れない(笑)
そして特定のバンドはモデルにもしていないが「これ俺たちのことディスってる」と感じたバンドさんごめんなさい。
でも残念ながら君たちはモデルではない(笑)そう感じたらそれはあるあるネタにハマってるだけだったりします。


出演方法って大きく分けるとブッキング、企画持込ライブ(企画する側、呼ばれる側)、貸切、まぁ細かく分類しなければこの3種。

とは言っても21世紀突入後、ブッキングライブは減少傾向、企画ライブが主流になっています。
他店様のことなので店名表記は避けますが、あんな有名な店舗さんも、そんな有名な店舗さんも実はブッキングライブは月に一本もあるかどうかなんてくらいだそうです。
モルガーナも現在は企画(主催)ライブが主流だったりします。

企画ライブの最大の魅力は
「企画するバンドが共演するバンドを選べる」です。
これって集客に実はメリットがありますよね。
お客さんが喜ぶマッチメイクが出来て、自分たちも共演したいバンドにオファーできる。
出演時間も、演出的な部分も最低限の規制はありますが自由度の高い一日になります。
上手くいけばAll Win、なのです。
シーンのトップクラスで活動するアーティストにとっては自主企画はある意味マストな出演方法かと思います。

ですが、デメリット的な部分もあります。
企画をするバンド側に人脈(バンド繋がり)が無いと、出演が決まらなかったり、毎回似たようなラインナップで定期開催されちゃうとか、あるあるですね。
実際に毎回ある程度集客はあるけど、出演者もお客さんも同じ顔なんてイベントもあります。
これ企画持込する側が「これは主催バンドもお客さんもそういう意図でやってる」というイベントもあるので、そういう企画意図ならば成功ですか、このパターンで「新規のお客さん、増えないんですよね」と悩むバンドいます。
全くとは言いませんが、ある程度同じメンツのイベントはお客さん的には安定感はあるので、訪問しやすい、だって1人で会場に行っても行けば知っている顔がいるはお客さん的には凄い大事ですよね。
イベントとしてハズレない可能性が高いのは企画ライブだと思います。
が、実はそれがこなせないのに必死になって企画ライブをやるバンドさんもいます。

(バラ店長や他店さんごめん)でも、ライブハウス側から見ると企画ライブの成功の有無って主催バンドに責任があるのでライブハウスの制作からすると超楽チン。
「通常出演だとノルマありだと出演渋るバンドも企画ライブだと必死にチケット売る」んです。
※これモルじゃない某エリアの老舗ライブハウスの制作担当者の言葉。

まぁ間違った意見ではないけど、いいのかって思うとこもあります。
もちろんモルガーナもビジネスで運営のためにはお金ってシビアです。
でも、それだけって違うって思っています。
リスクはあるけどリターンも多いのが企画ライブ。
実はバラ店長をはじめとするブッカーの
「企画やってみれば」ってお誘いは期待の証でもあるけど、いいのかな?って言う葛藤も含まれている。

そして悲しいことに告知のために自主企画って言う形をとってるバンドも多い。
「やっぱ主催ライブやっていないとダメじゃん」
と、最近人気の渋谷系チャラ漫才コンビみたいな感じで主催ライブという形のためのバンドさんも多く。
実際いろんなエリアの主催ライブ(皆同じ意思なので集客は厳しい)をグルグルしてるバンドも多い。

「これ他所(他エリアの他店)だと入るの?」
なんて心配して聞くと
「まぁ多少の違いはあるけど似たようなもんですかね、でもやっぱブッキングライブよりは企画やってなんぼなんで」

えっ.....、ブッキングで出ればいいのに、まぁリスクがあっても企画ライブがいいなら企画料金もらってるからいいか。

と、思っていた平成後期。

でもモルガーナ、最近考え方が変わって来たんです。
このネタ次回に続きます。

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バンドマンやろうぜ②からの続き

 企画(主催)ライブのメリット、デメリット的を書きましたが書いた通り、苦労は多いがメリットやご来場のお客さんの満足度も高いのが企画ライブの魅力。
でも近年、主催ライブ が本道だと思っているバンドの多いこと。
否定はしないが、もう一本の出演方法がブッキングライブ。

「どうしたらお客さん増えますかね?」

実はこれ企画ライブやってるバンドから言われると困ります。
だってイベントの企画してるのバンドさんなのに......

もちろんアドバイス的なことは各所行います。
音のことを聞かれれば制作担当者だけでなく、最凶レコーディングパック編で登場したPA長谷川MASAオペレーターも怖いビジュアルに反して親身に相談に乗るのが国分寺式ライブハウスとバンドマンの距離。
でも、イベントの企画意図にまでは踏み込めないんです。
その領域には松岡修造ばりに「思っていること全部言ってくれよ」と迫られない限り言えません。

でも多くのパターンは
「いつも同じメンツだし」とか「(演奏してる)自分たちが楽しい」で完結しているからねぇ。
というパターン。

「実は観るお客さん不在」

キツイ言い方だと小さくまとまっちゃってて、新たなお客さんに見てもらう機会がないんです。
音楽を仕事にしたいのならば、楽しいも大事ですが多くの人に知ってもらう、そのための苦労も必要だと思います。

そんなことで、このよく言われる悩みに令和元年のモルガーナが提案するのが
「ブッキングライブ」

「はぁっ?、ブッキングライブ」ですよね。

あの新◯の有名店も渋◯のあの店も月に1、2本。
下◯のあそこは2ヶ月に1回、業界No1と言われる超有名店でも月に数本、楽屋が広いあの店だって....
というブッキングライブ。
実はブッキングって小さなイベンターさん以外ではやっていないのが現実。

近年、月に何本もライブやってるバンドさんだと、ノルマあり(集客保証)はちょっとなんてバンドさんはまだマシで、集客一桁でも1枚目から◯%バックでとか酷いのになると、実際は一桁集客なのに1枚目から60%バックとかほざく勘違いバンド(この設定出演ってレジェンドクラスと肩を並べる設定)もいてブッキングライブって近年制作担当にはイメージ悪いんです。
もちろん全体集客も酷い日だと出演者の方が多いなんてことも普通にあります。

現在も活躍するレジェンドアーティストの元メンバーさんで約20年ぶりにライブ活動された方がいるのですが、平日に下◯の某有名店で6バンドに出演したらメンバーより客すくなくてさ(笑)
なんて話を聞いたり、凄いのは元ナニナニって知った途端にブッキングの対応が変わった(笑)から、あそこは出ない。なんてことも聞くブッキングライブ。

実際ある程度集客できるバンドにとってはリスクも大きい。
先日もとある出演バンドが他店にブッキング出演の際、自身も普段の3分の2くらいしか呼べなかったが、両対バンが各自分たちの20分の1以下集客。
この日、何のためにライブやったんだろって思ったなんて話聞きました。
これまさにブッキングライブあるあるネタ。
ちなみにこの対バンはSNSで熱くコメントしていたようです(笑)

ノルマさえ払えば集客する必要はないって考えるバンドがいるのも事実。

この呼べないバンドは大喜びですよね。
実際にこの現場にいた当店スタッフは悦に浸るそのバンドさんを観て、ある意味凄いと感心したと言っていました。

でも逆を言えば目的意識の高いバンドさんが集まればブッキングライブには価値がある。
だってお客さんのいるバンドたちが共演し、しのぎを削るのだから。

そしてそれはお客さんの奪い合いじゃないの。

お客さんの共有って言うのかな。
良ければお客さんは気に入ってバンドのライブには行く。
Aのバンドのお客さんがBのバンドにライブに行くは裏切りじゃない。
そしてモルガーナでは「こんな企画でこのバンドが共演したら面白い」っていう風に、日々妄想してイベント制作をするバラ店長を先頭に制作スタッフがいます。

令和の活動選択にブッキングライブも選択だとは思います。

先日のRock Fileとかブッキングイベントですが
満員御礼とは言いませんが、全出演者がコンスタントに集客したので
オープンからラストまで多くのお客さんがいて
ブッキングライブの可能性を感じました。

ん〜ブッキングライブのことは、もっと書きたいところです。
また機会を設けます。

興味のある方はスタッフまでお気軽にお声かけください。

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でも活動ってライブ以外にもやるべきこともありますよね。

次回はその辺も書きたいと思います。


久々のバンドマンやろうぜ。


どこもやってることでしょうがモル制作部は毎月定例の会議がある。ここで各ブッカーは自分が担当していない出演者情報や今モルはこんな感じなんて制作部として意思の統一をする。

その時に交換されるので、モル情報だけでなく出演者さんから上がってきた色々を聞くんだけど、最近一番感じること


「CDって売る必要ある?」


もう数年前からCDと配信のパーセンテージが日に日に変わっていくんだよね、配信が主流に。

そして今はCD 買って帰っても聴くものパソコンのみって人も多い。

でも、配信って色々面倒というか簡単ではない。

配信するのに費用は発生するし、たとえ売れてもお金にはほぼならない。

だからメジャーアーティストだって配信はやらないとか、アルバムうってしばらくしたらっていう流れだった。

でもね、今年というか今年度くらいから次々に大物アーティストも配信界に参戦して来た。

理由は簡単。

定額聴き放題サービスが定着して来た今、参戦していないアーティストは聴いてもらうという選択肢から外れるようになった。

一部例外はある、でもそれはレアケース。

これを読むアーティストにとってはぶっちゃけレアケースは関係ない。


「バンドマンやろうぜ」と言いつつも「ライブハウスはオワコンじゃないのか?」という自問自答をする東京郊外で1982年から都内に最も近くでも23区のライブハウス意識のないモルガーナだから感じる業界への疑問はたくさんある。


令和のモルガーナは「ライブハウスはオワコンモードだがモルガーナはイケイケ」と色々悪だくみ中。

今回のテーマは出演者にはitunes をはじめとした配信環境を無料で提供する。

「1曲配信に費用はこんだけ」みたいなのは一切無し。

唯一あるのはサウンドクオリティ。

これも演奏がとか曲がとかではない。単純な音質部分だけ。


すごくシンプル。

それとモルガーナ出演者ってこと。 


興味があるアーティストはお気軽に名乗りでて下さい。

「配信やりたいからレコーディングしてみよう 」も場合は
モルガーナの敏腕エンジニアが腕をふるう「最強レコーディングパック」も是非ご利用ください。 

 


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今、世間を騒がせている「闇営業問題」これ現場、特に登竜門的な東京都下にあるモルガーナだから思うワイドショーとは違う視点で書いてみる。

よくバンドマン(アーティスト)から受ける相談で

「事務所(レーベル)紹介してください」がある。

近年はアマチュアプロデューサーや宣言した瞬間から事務所っていう個人事務所風も多くある。

もちろん憧れは◯ミュー◯さんだったり大手なんだろうが、マネージャーがいないとカッコ悪いとか形だけでもいいからまず事務所ってある。
ちゃんと契約しないと、と叫ぶ吉本の約6000人いる芸人さんのうち実際には5%程度の300人は今回の件で得を得るのはいるかどうかだろう。もし直営業が公認されたとしても業界関係者だけでなく一般人だってスリムクラブが2700が数万円で動いてくれるってわかっちゃったんだからコスパ良く使うなんてことをやる人も出てくる。そして今まで格安だと思われていた「無名だけど大手ブランド所属」の人達は二束三文で使われる又は少しでも有名な先輩のブッキングを依頼されるという自身にとっては結果芸を披露する機会が厳しい環境が生まれる。
 

そして今までは「吉本興業所属の」って全く無名なのにブランド物として扱われる優越感もなくなる。

実はここアマチュアバンドにもあるあるで事務所に所属していると偉いみたいなとこあるでしょ。

でも事務所に所属って言ったて同じ売れていないバンドでも格差は凄い。通常のリハーサル(練習)代金から赤字は全負担している、マーチャンダイズ(物販など)は実費以外は全部活動費にって言うところもあれば、所属料という名目で月数万円を徴収しマーチャンダイズも分配なんてとこも普通にある。環境を与えすぎると甘えてしまうという意見もあるし、所属料を支払っているから必須に頑張るって言う意見だってある。考え方は人それぞれでどれが良くてどれが悪いという話ではない。実は前者には書面で契約していないことが多い。これにもこんな意見がある「育成費(赤字)は会計事務所やコンサルがうるさく、大手には大手の育成への否定的意見、中小零細には経営を圧迫するという事情もある。故に育成ができるって形があったりする。
まぁよく聞く預かりってそんな事情もあったりして書面を交わさないって演者側にも事務所側にもメリットがあることも否めない。「学校出たらプロになれる」「所属できる」みたいなものはお笑いだけじゃなくほぼ全てのエンタメにある。

エンタメの世界で、どこまで上り詰めたいのか?

でもね、芸を売って生きていく全ての芸能人は良い芸があってなんぼではないでしょうかね?

良い曲、良い演奏、良いパフォーマンス、ここに尽きるんだと思います。政治に長けただけだとブランド物であることだけで満足なんでしょうね。
 

でもお金を払ってライブを観てくれる人のほとんどは事務所名で見てる訳じゃないってことは忘れちゃいけない。

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※写真はイメージ。

Sweet Pop☆の5周年のライブレポ。後日アップします。

 

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